さて、それでは導入のためにどういったものが必要かを列挙したいと思います。参考価格も書いておきますね。
まず、CDをリッピングするための装置が必要になります。
まぁ、普通にPCを使う方が多いのではないかと思いますが、
オーディオマニア、評論家の方々的には「PCは雑音の根源」なんて方もいて、専用の機器を使われる方もいます。
それがこちら。
hush Ripping Music Server現在生産終了のため価格表記が無いので雑誌掲載時の参考価格で書きますとお値段、45万1500円。
もう少し安いものだと、
オリーブ4HDデジタルミュージックサーバーがありますね。アマゾンで298000円、雑誌掲載時の参考価格は368000円。hushのものが256GBのSSDでの価格、オリーブのものが2TBのHDDでの価格、です。SSDとHDDではSSDの方が静かなので音質がいい、というのが定説ですが、
異論も出始めたようです。容量とコストパフォーマンスでとりあえずオリーブ、でしょうか。
どちらも実質的にはCD取り込み特化型のファンレスPCで、まぁ、PCで代用できてしまうものです。
しかし、PCで代用していると保存先が必要になります。それがNASと呼ばれる機器ですね。
IODATA
LAN接続型ハードディスク/NAS(個人様向け)容量に合わせ様々な製品があります。オーディオマニア、評論家の方は
QNAPのものを使っておられることが多いようです。
次が、ルーターですね。このブログを見ている方はすでにお持ちの方が多いと思うので割愛します。
無線LAN環境である必要があるので、無線Lanが付いているものを。
で、メインのネットワークオーディオプレイヤー。これも前編でご紹介したので割愛。DENONのものはCDついてたりしますが取り込みはできないので念のため。
後、コントロールのためにiPadやiPhoneなどの端末ですね。PCでコントロールする、というのもありでしょう。ネットワークプレイヤーの仕様によりますので、対応端末をご確認いただきたいですね。
で、後は普通のオーディオシステムと同じですね。
アンプとスピーカー。
基本的にはこれまで使っていたものでOKのはずですが、高音質音源が受け取れるかどうかは注意していただきたいです。
全体的にネットワークオーディオは、高級オーディオの潮流なので、スーパーカーを所有するようなものだと思うのですが、まだ始まったばかりということもあり、音源も含め、いささか、知識や設定のためのハードルが高い気がします。今後、統一され、改善されていくといいですね。
ここが改善されていくとミニコンポレベルの手軽な製品につながり、また、音楽を聞くことに意識を向ける人が増えるのではないかと思います。