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ブラックウィドワーズフェア<「婚約者」のレビュー>

2010.09.25 - フェア関連記事
というわけで、第二話のレビューと相成ります。例によってネタばれありのため「レビューを読む」をクリックしてお読みください。

第二話「婚約者」

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フランク・ピアスン氏。弁護士さんですが仕事上の悩みではなく、娘さんの結婚相手に不満がおありの様で、お相手の正体と胸の内について危惧されておいでです。男女間の関係に女人禁制のこの会は的確な助言ができるでしょうか。




関連リンク
黒後家蜘蛛の会贋作集~Phony Tales of Black Widiwers~
原作作品も含めてどんな作品かはこちらのページやダウンロードしたソフトにも入ってますので気楽にダウンロードしてみてください。

「あの、ひとつよろしいですか、お客様。このゲーム、ウィンドウズ限定ですのでお客様のMacではご利用いただけません。ご了承ください。」
珍しいなヘンリー。君がMac用を用意しておかないなんて。不親切じゃないか。
「申し訳ありません、零悟さま。しかし零悟様、人間は万能ではありません。分相応というものもございます。ご了承ください。」

作者のGoshuさんは「安楽椅子犯人」のファンをやっていたら声をかけられたそうです。Goshuさんも相当なミステリーファンなのでしょう・・・HPはない(非公開?)みたいです。
 

はい。というわけで第2話なのですが、本作は原作ファンにはなかなか意外性のある一作。


冒頭から原作を踏襲したキャラクターのなかば毒舌の掛け合いが始まります。
話題は「二―ベルゲンの指輪」からクラッシック音楽に。
ホストはドレイク。
離婚歴のある男性と恋に落ちた女性のお父様フランク・ピアスン氏がゲスト。

残念なことに料理については触れられずじまい。
よもやま話の中で食事は終わってしまいます。
ここは非常に残念なところ。どんな料理家は気になります。
他のエピソードはムフフ・・・いやよしましょう。

さて、尋問を担当したのは
トランブル。

ピアスン氏は娘さんの婚約者、ジョン・イングラム氏についての不可解な行動が納得できず、
探偵まで雇って調べられているそうで。
なるほど、聞いてみるとえらく不可解な行動。
いわゆる『女ったらし』に見える行動です。
はたして・・・

Goshuさんが女性なのか、女性読者を想定されたのか、ちょっと良くわかりませんがあとがきで「ロマンス」とおっしゃっているように、一風変わった作風。

アシモフがSF作家なこともあって、男性読者が多いこのシリーズでどう読まれるだろうというのが少し気になりました。個人的には気になりませんでしたが、不快な方もいらっしゃるかも。

雑学が少なめな点と料理の演出のスルーぶりが残念。
「猫当てゲーム」とは対照的にシリーズ定番へのカウンターとして楽しめる作品。

関連リンク

ワーグナー(Wikipedia

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